教員は「なりたくない職業」ではありません。
教員10年目の現役教師です。教員はなりたくない職業と言われることがあるようですが、現場にはやりがいが溢れています。
この記事では、こんな疑問に答えます。
この記事を読めば、教員という仕事の魅力や強みが分かると思います。
なぜ、教員はなりたくないと言われる職員なのかを、あわせて解説します。
ぜひ最後までお読みください。
教員はなりたくない職業というの嘘です。
教員は素晴らしい職業です。
教員の仕事は、毎日、子どもたちと楽しく過ごし、成長を見守ること
教員の仕事は、子どもの成長を促すことです。
極端な話、どんなクレーマーな保護者がいようが、毎日定時に帰ろうが、
子どもが満足して、すくすくと成長していれば、文句を言われることがありません。
子どもたちと楽しく過ごすことができる仕事です。
教員はなりたくない職業ではないと言い切れる理由
教員の仕事を続けることで、人として大きく成長できる
教員となって担任をすると、年間30人近くの子どもたちをみることになります。
どんな子がどんなことをするのか、予想もしていなかったことが毎日起きます。
子どもたちと一緒に過ごし、子ども一人ひとりを大切にすれば、
毎日、どんな言葉がけをしたらいいのか、どのように接したらいいのかを考えるようになります。
教員は、毎日、言葉かけや接し方を考えるので、
教員を続けると、人として、どのようなことを子どもに伝えたらいいのかが自然と身につくようになります。
教員はなりたくない職業と言われるのはなぜか
それでも、教員はなりたくない職業と言われることがあります。
理由は2つ。
- 教員が多忙である
- クレームをよく受ける
教員が多忙である
教員のやらなくてはならないことがたくさんあります。
授業の準備、学級経営の準備、校務分掌、学校行事の準備、保護者対応、県や市からの調査など
教員なら、充実した授業を行いたい、教室をきれいにしておきたいと誰もが思います。
しかし、授業や学級経営以外の仕事が多く、担任クラスの教員が学校施設の点検や整備を行ったり、授業には関係ない県や市からの調査に時間を費やしたりすることが多いのが現状です。
クレームをよく受ける
保護者からクレームが増加している
60代の先輩の先生から「昔は、担任をしている親から、よくお中元やお歳暮をもらった」という話を聞くと、
今の親は、学校の先生に、子どもの面倒をみてもらって当たり前と変わってきているなと感じることがあります。
もちろん、きちんと自分の子のことは、親が面倒をみると思っている親もいます。
しかし、世間からの教員の認識が変わり、教員の地位が低下していると、10年現場で働いていると感じるのです。
教員は、よかれと思って、全力を尽くしたことでも、保護者からのクレームを受けることが多くなっています。
多忙でクレームを受けても教員を楽しく続けるコツとは
多忙で、クレームをよく受ける教員であっても楽しく続けるコツがあります。
教員の仲間を作る
教員の仲間を作れば、現場の悩みや愚痴に共感してもらえます。
教員生活の中で、楽しいときは笑い、苦しい時はお互いに助け合える仲間づくりをすると、さらに教員という仕事が楽しくなります。
つらい時期を乗り越えられる仲間を自分から見つけましょう。
教員の仲間は、現場だけでなく、TwitterやLINEでも見つけることができます。
【まとめ】教員は、なりたくない職業ではないと言い切れる
教員は、毎日、子どもたちにどんな言葉がけをしたらいいのかを考えます。
子どもたちを導いたり、励ましたり、慰めたりする職業です。
教員という職業は、人として大きく成長することができます。
教員としてつらい時期があっても、仲間を見つけて乗り越えられます。
多忙やクレームが多いと言われる教員でも、1年を乗り切れば、達成感を得て、次の年も頑張ろうと思えます。
つらい時期を乗り越えられる教員仲間を、まずは見つけてみてください。