この記事では、こんな疑問に答えます。
現役の教員です。毎日、教育に関する情報をネットやTwitterでチェックしています。
9月入学・学校再開になったら、教員は何をしたらいいかを解説しますね。
本当に9月入学・再開になるのか、9月からスタートになったら、教員はどうすればいいのかを知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
本当に9月入学・学校再開になるの?教員なら知っておきたい!
国民民主党・多くの知事が9月入学・学校再開を提言している
宮城県知事をはじめ、多くの知事が、アメリカ・イギリスなどの海外と同じように、日本も9月から学校の入学・学校再開にしようとしています。(参考:リセマム)
コロナの影響を機会に、9月に入学に変えようとしているという流れです。
9月から入学・学校再開になる理由とは
9月から入学・学校再開になる理由は2つあります。
学校での集団感染の危険があるため
コロナの集団感染(クラスター)が発生する可能性はまだ高いです。
4月、富山県では、学校で集団感染が起きました。
8日~10日の3日間に、児童の登校日が設けられていたことに、問題の是非が問われています。
コロナが収束する前に、児童の登校を認めるのはリスクがあります。
学力差が生まれないようにするため
今、子どもの家庭環境による学力差は、大きく開いています。
2月27日の休校措置の発表から、数か月の休校期間が続いています。
医療従事者であったり、コロナでも休めない仕事していたりする親の子ども
ほとんど家には親がいて、しっかりと勉強を教えることができる親の子ども
親の仕事や家庭の環境によって、この数か月の間に、子どもの学力差が生まれています。
現在は、オンライン授業の実施によって、4・5月分の学習内容を履修したことにする自治体もあります。
しかし、オンラインでは、子どもたちが知識を知っただけで、分かった気になってしまう心配があります。
学習の内容をしっかりと理解するためには、子どもが自分で計算をこなしたり、意見をまとめたり、発表することが必要です。
9月入学・学校再開にすれば、もう一度、学校で時間を確保して丁寧に指導し直すことができます。
子どもたちの学習で分からないところや学び漏れをなくすことができます。
9月入学・学校再開になったら、教員はどうすればいいのかを解説
子どもたちの安全確保が第一
まずは、子どもたちを『コロナの集団感染から守る』ことがいちばん重要です。
学校での手洗い、うがい、換気だけでなく、教室のこまめな消毒をする必要があります。
先生自身も消毒を心がけなくてはなりません。
職場だけでなく、ご自身のご家庭でも換気や消毒に気をつけてください。
https://kyoinlife.jp/uirususyodoku/
9月入学・学校再開でも、コロナ流行中と同様に教室で気を付けるべきことはいくつかあります。
正しい手洗いの仕方をきちんと指導しましょう。
手洗いの6つのポイントは、先生に向けに教育技術のYouTube動画(2分40秒)で紹介されています。
また、コロナによる縛りやストレスが、子どもたちには降りかかっています。
コロナなどの感染症への理解やストレスの発散方法を指導しておきましょう。
休校中に乱れた生活リズムを取り戻すには、まずは日光を浴びて、次に朝ごはんを食べましょう。
朝、日光を浴びてから、朝ごはんを食べるようにすると体内の生活リズムが整ってきます。
【まとめ】9月入学・学校再開になったら、教員はどうすればいい?
9月入学・学校再開になったとしても、まずは『子どもたちの安全を第一に考える』ことがいちばんです。
そのためには、手洗い、うがい、換気やコロナなどの感染症への正しい理解が必要です。
今回、コロナによって命を落とした人や闘病に苦しんだ人、生活に苦しんだ人は数多くいます。
9月入学、・学校再開になり、学習内容はどうなるのか、学習カリキュラムはどうなるのかが心配に思われる方はいると思います。
しかし、いちばん重要なことは「子どもが安全に学校へ行くこと」です。
まずは、教員がコロナについての正しい知識と対処法を学びましょう。
学校に子どもたちの安心した笑顔が戻ってきます。